ゴキブリ駆除業者の使命
佐賀の田中です。
皆様、今年もどうぞよろしくお願い致します。
先日大きな厨房の害虫駆除に入らせて頂きました。
もう何年も施工しているお客様先なのですが、今回初めて施工内容に疑念を持たれ施工が一時中断する事になりました。
ここの施工内容としては残効性の薬剤をまく&定期的に薬剤噴霧(バルサンのようなもの)による殺虫する事を主軸に
処理していました。もちろん両方の薬剤とも安全性は認められているものです。
歩行虫の侵入防止と殺虫、そして万が一侵入した虫が目につきにくい場所に潜んだ場合でも処理できる二段構えでした。
後日この施工の疑念点を聞きに行きました。
要約するとお客様の要望は
「できるだけ薬剤を使わないで欲しい。」
ということでした。
使っている薬剤の安全性が確立されていてもその厨房で作られる食事は病気の方や子供など成人の健常者だけに提供
させるものではないという事、また改築した厨房に高額な調理機具を導入されたと言うことで機械への影響はないのか
という疑問があり悩んだ末にストップをかけられたそうです。
今まで施工でのクレームは「害虫駆除をしてるのに虫が出てきている!!!」という事が多かったし、駆除業者として
とにかく安全に沢山虫を殺すことがお客様から求められている事と思っていました。
結果として定期の薬剤噴霧を行わず、現行の調査シートを増設し捕獲が見られた場合の臨時処理にすることで
ご納得頂きました。
あの手この手の足し算の施工を行い、虫生息ゼロの環境づくりを行うことがお客様満足へのサービスだと思っていましたが、
あえて引き算をすることでお客様のニーズに合致することがあるのだと勉強になりました。
もちろんお客様へ提案、協議、納得が大前提です。
今回密な話し合いができたことで深夜までかかっていた施工をお客様の提案で短縮することもできています。
求められている害虫駆除、満足される施工はお客様によって違いますので、改めてお客様に寄り添い、お話を聞くことが
大事だと思った事例でした。